Aさん(年齢36歳、会社員、男性、年収500万円)で、歩行中にトラックにはねられ、上腕骨折、右膝強度の打撲で通院65日、3週間休業、過失0の事例。
保険会社の提示額
1、 治療費→120,000円
2、 休業損害補償→280,000円
3、 通院慰謝料→400,000円
4、 後遺障害認定なしで、合計700,000円
被害者側で適正な算定に基づいた額
1、 治療費→150,000円
2、 休業損害補償→280,000円
3、 通院慰謝料→1,500,000円
4、 後遺障害認定異議申立てを2回行い、後遺障害等級第12級7号認定を受け、後遺障害慰謝料として→2,700,000万円
5、 逸失利益→賃金センサス平均賃金5,194,800円×(労働能力喪失率0.14)×(31年のライプニッツ係数15.593で=11,340,352円で、合計15,970,352円
この事例のポイントは、後遺障害等級認定を正当に受けられたかどうかです。
最終的には、示談の際に減額になる可能性はあるものの、適正な損害額とそうでない場合とでは、とんでもなくかけ離れた額になります。
適正な損害賠償額を算定し、その根拠を知り、交渉することの重要性がお解り頂けるとかとおもいます。
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